アニメ『鬼滅の刃』の雪景色の描写が綺麗で美しい―リアルな映像美の秘密

鬼滅の刃

アニメ『鬼滅の刃』といえば、第一話の冒頭で映し出させる雪景色や雪の上の足跡がとても美しく印象的。

主人公の炭治郎(たんじろう)が瀕死の妹・禰豆子(ねずこ)を背負い涙を溢れさせながら必死に歩くシーンは強く心に焼き付く始まり方なんですが、吹きすさぶ雪と炭治郎と禰豆子を取り巻く雪景色が、この冒頭シーンをさらに引き立ている。

少し不安を煽られるような物語の始まりなのに、美しく吹きすさぶ雪と まるで本物のように描かれたリアルな映像に、一瞬で心を奪われてしまうんです。

鬼滅の刃の映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の入場者特典である「煉獄零巻」、及び『鬼滅の刃 兄妹の絆』先行上映パンフレットに、監督の外崎 春雄(そとざき はるお)とキャラクターデザイン松島 晃(まつしま あきら)のインタビューが掲載され、雪景色の綺麗で美しい描写の秘密が書かれていたので少し紹介します。

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アニメ『鬼滅の刃』雪景色のリアルで綺麗な映像美の秘密

第一話の冒頭シーンて、雪や雪景色がとてもリアルに描かれていますよね。
雪が吹きすさぶ始まり方、自分もまるで本当に雪の中にいるような ものすごいリアル感。
冬の冷たい風に吹かれて吹雪いてる雪って、本当にこんな感じ。

そして聞こえてくる炭治郎の雪を踏む足音。
雪の上を歩くと本当にこんな音がしますよね。

恐らく炭治郎の視点であろう雪の積もった地面の雪、見ましたか?
揺れる視界の中で 一瞬「本物?」て思うくらいにリアルな雪が描かれていて、目を凝らして見てみたけど やっぱり「本物?」って思うくらい綺麗。

風で地面から舞う粉雪、雪で白く霞む視界など、細部まですごくリアルに表現されていて、もうこの雪の描写だけでアニメ版の『鬼滅の刃』には心を奪われました。

巧妙に切り替わる視点と、視点に合わせて切り替わる音。切り替わる視点に合わせて聞こえる音や音量が変化しています。
よく見ると、炭治郎の履物の底にも雪が付いていたり、この雪の中の冒頭シーンを見ただけでも、音や映像・制作へのこだわりが感じられます。

鬼滅の刃の制作陣は技術に加えて情熱とセンスがある―。

『鬼滅の刃』のアニメや劇場版は、間違いなく世界でもトップレベルのアニメだと思うんですね。
原作の世界観を見事に表現し、さらに色や動きで鬼滅の刃の良さを存分に引き立てていると感じます。
元々 原作自体が面白くて素晴らしい作品ですが、鬼滅の刃を ここまでの大ヒットとブームに押し上げたのは、制作スタッフや声優さんなど関わる人たち全てを含む”アニメ”の存在が大きいんじゃないでしょうか。

煉獄零巻では、第一話で描かれた雪や雪景色について こんな制作秘話が語られていました。

煉獄零巻で語られた 雪と景色へのこだわり

煉獄零巻 外崎監督・松島晃インタビュー

煉獄零巻で語られていたのは、制作スタッフのこだわりや、作品に込めた想い。

鬼滅の刃の冒頭、雪の中で展開される物語は 炭治郎が鬼殺隊(きさつたい)となって鬼と戦うことになるキッカケ、言わば鬼滅の刃の物語の原点となる要が描かれています。
この時の炭治郎の想いや決意が、後に優しい炭治郎が鬼と戦う理由であり原動力。

細部までこだわって創り上げた雪景色は、見事に物語の要となるシーンを見る人の心に印象付けていると感じます。

実際の雪山へのロケハン

外崎監督は、アニメ第一話の絵コンテが上がったところで、栃木県にある実際の雪山までロケハンに行ったそう。そこで構図の参考になりそうな写真を沢山撮ってきたのだとか。

確かに、雪の中から突き出ている笹の枝や、雪の積もり方までリアルに描かれていますよね。

他にも、自分の足で雪の上を歩いた経験も非常に参考になったと答えていて、実際に自分の目で見て肌で感じた感覚がアニメ第一話の制作に生かされているんですね。
この雪や音のリアルな描写は、想像だけじゃ出せないですもんね。
経験したからこそ描くことが出来た映像なんですね。

そして撮影してきた写真を美術スタッフのみなさんが忠実に再現してくれたそうで、技術面も去ることながら そういったこだわりや努力が鬼滅の刃の素晴らしい映像美を創り出していることに、ものすごく納得。

ロケハンは本当に凍えそうになるくらい寒くて過酷だったそうですが、作品にかける外崎監督のこだわりや情熱が、鬼滅の刃の魅力をさらに引き出していることは間違いないと感じています。

アニメの美しさはもちろんのこと、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』での映像は、映画館特有の臨場感のある迫力の大スクリーンやサウンドにより、さらに目を見張る程の素晴らしい仕上がり。

これからも、外崎監督と松島さん率いるufotableが手掛ける『鬼滅の刃』の映像から目が離せそうにありません。

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